『主が導いて下さった日々に感謝』

                                  (30周年記念誌・50周年記念誌より)


                                                           教会員  大平 恵美子

私は小学生の頃、作文に“教会へ行くのが好きです”と書きました。しかしその後、長い長いブランクがありました。

結婚して主人の仕事の関係で、上尾に住むようになりました。1970年秋のことです。まもなく、I さんのご家族が同じ所に引っ越して来て、私の娘を通じて仲良くなりました。

ある日のこと、I さんのお宅で持たれた家庭集会に招かれました。
「すべて重荷を負うて苦労している者はわたしのもとに来なさい。あなたがたを休ませてあげよう・・・」(マタイ11:28〜30)という聖書のみことばを通して、牧師のお話があり、初めての経験にとまどっていた私も、いつの間にか仲間に
加えられてしまっていたのです。慣れない上尾での生活、知り合いのいない不安な気持ちでいた私の心の中に、この聖書のみことばは何の抵抗もなく入りこんできて、時間がたつのも忘れる程でした。やがて集まっていた人たちが、
いろいろな問題について祈り始め、それが終わった時、祈った人も、祈られた人も、安らかな笑顔を取り戻し、それぞれのご家庭に帰って行かれました。この日の聖書のみことばは、私にとって忘れられないものとなりました。

家庭集会をきっかけに、私はI さんと聖書を共に読み、教えてもらうようになったのです。そのうちに、原市という所に
教会が建てられるということを聞き、教会へ行きたいと思いましたが、主人から許しが出ませんでした。
 
このことについて、一生懸命に祈りました。許されて初めて教会の門をくぐり礼拝に出席したのは、1978年3月のことでした。教会の中にいた人たちは、よそ者の私をやさしくやわらかな雰囲気で迎えて下さいました。広い庭と白く美しい会堂、そして、十字架と明かりとりの窓が印象的でした。はじめは教会堂が大きくて、その中に入ることがすごくためらわれ、まちがってここに来てしまったのではないかと思う日々が続きました。やがて少しずつ教会の雰囲気にも慣れてきて、礼拝の時間も落着いて座っていることが出来るようになってきました。しかし礼拝が終わると、すぐ帰宅すると
いう繰り返しでした。

そんな私でしたが、「受洗しなさい」という日野原ゆり先生の言葉に素直に従って、初めて教会に来てからわずか3ヵ月足らずの5月18日、翌月6月25日に行われた献堂式に先立って、他の二人の兄弟姉妹と共に、日野原記念上尾栄光伝道所第一号の受洗者となりました。

子どもの頃、妹達と郷里の教会へ通っていたことが忘れられず、いつかまた教会へ行きたいという思いを強く持っていましたので、ようやくその願いが叶った、という嬉しい気持ちでいっぱいになりました。しかしその後、家庭の事情で毎週教会の礼拝に出席することができない時期もありました。誰でも通る時代の流れといいましょうか。主人の両親、そして私の両親の介護の時がやってきて、数年間は祈りながら出席できる日があれば教会へ行くという状態でした。そのような中、教会員の方々は手紙や電話を通して私を励まし、心の平安が保てるようにフォローしてくださり、とても助けられました。

主人が病気になり、手術をするその日の朝、ゆり先生は、みことばを携えて、我が家を訪ねて下さいました。
「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主はそれをなしとげ・・・・」詩編37:5〜6と、「恐れてはならない、わたしはあなたと共にいる。驚いてはならない、わたしはあなたの神である。わたしはあなたを強くし、あなたを助け、わが勝利の右の手をもって、あなたをささえる。」イザヤ書41:10のみことばでした。そして主人の手術の間中教会で祈祷会を開き、祈って下さっていたのです。感謝でした。

その主人がいつの日かクリスチャンになることを願い、その後長い間祈り続けてきました。そして私が洗礼を受けて
から30年以上の月日が流れ、2011年に教会へお迎えした長橋晴子先生と主人との出会いにより、私の長年の祈りが叶えられたのです。晴子先生は、一度も教会に入ることのなかった主人を教会の中に入れるように招いて下さり、
キリストについて質問責めの主人に丁寧に答えて下さいました。
そしてついに主人も洗礼を受けました。神や仏など絶対に信じる事のなかった人が・・・・。

奇跡です。教会の信徒の皆さまからの祈りにも支えられて、主人は今、少しずつ、神様と共に歩みを続けております。感謝 !!

私たち夫婦がこの世で生きてゆける日々はあとどれ位なのかわかりませんが、共に教会の礼拝に出席することが
出来る幸いを、心より感謝しております。 



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